主に6畳用のエアコン
エアコンの選び方では、使用頻度の低い部屋は基本性能を備えた低価格モデルで十分対応できます。一方、リビングでは機能性と省エネ性に優れたエアコンの選択が望ましいでしょう。省エネ性能の評価には、省エネ基準達成率とAPFという指標が使われます。最新の高機能エアコンには、空気清浄、イオン発生、各種センサー、除湿・加湿、除菌、換気機能、スマートフォン連携などの機能が搭載されています。また、冷暖房性能や自動掃除機能の有無も重要な選択基準となります。設置時の手間を考えると、基本工事がセットになった商品を選ぶのが便利です。
エアコンの選び方
畳数から選ぶ
エアコンを選ぶ際には、適用畳数を正しく理解し、部屋の環境や条件を考慮した上で、冷暖房能力を確認することが重要です。
特に日当たりの強さ、窓の大きさ、部屋の断熱性などに応じて、適切なサイズのエアコンを選ぶことで、より快適な室内環境と省エネ効果を向上させることができます。
主な畳数 | 日立 | 東芝 | 三菱 | ダイキン | ハイセンス | パナソニック | アイリスオーヤマ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6畳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8畳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
10畳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
機能から選ぶ
エアコンを選ぶ際には、快適機能(除湿・気流制御・加湿)、清潔機能(自動フィルター掃除・内部クリーン)、便利な機能(人感センサー・スマートフォン連携・音声操作)を考慮しましょう。
これらの機能を比較し、自分のライフスタイルに合ったエアコンを選ぶことで、長期的な満足度を高める上で重要です。
省エネ性能から選ぶ
エアコンを省エネ性能で選ぶ際の主なポイントは、統一省エネラベルの確認、部屋の広さに合った能力の選定、そして有用な付加機能のチェックです。
省エネラベルでは、多段階評価点(★の数)、省エネ基準達成率、APF(通年エネルギー消費効率)を確認することで、効率的な製品を見極められます。
さらに、AI機能、自動フィルターお掃除機能、人感センサーなどの機能を活用すれば、快適性を保ちながら省エネ効果を高めることができます。
6畳用エアコンのよくある質問
Q. 6畳の部屋に必要なエアコンの能力は?
A. 一般的に「2.2kW」クラスが6畳の広さに対応する目安です。ただし、建物の構造(木造か鉄筋コンクリートか)、窓の大きさや方角、断熱性、最上階かどうかといった条件によって必要な能力は変わります。
迷った場合は、少し余裕のある能力のモデルを選ぶと冷暖房効率が良く、結果的に電気代を抑えられることもあります。
Q. 6畳用エアコンを広い部屋で使うと、どうなりますか?
A. 能力不足を補うために、エアコンが常にフル稼働状態になります。その結果、冷暖房効率が悪くなり、電気代が余計にかかったり、エアコン自体の寿命が短くなったりする可能性があります。
Q. エアコンの電気代はどれくらいかかりますか?
A. 機種や使用条件によって異なりますが、冷房は1時間あたり約10〜20円、暖房は15〜30円程度が目安です。
「省エネ基準達成率」や「APF(通年エネルギー消費効率)」が高い機種は電気代を抑えることができるので、購入前にカタログなどで比較検討されることをおすすめします。
Q. エアコンの寿命はどのくらいですか?
A. 一般的なエアコンの寿命は10年程度と言われています。使用頻度や設置環境、定期的にお手入れをしているかどうかによっても寿命は変わります。
参考:エアコンの寿命の目安は約10年。修理と買い替え、どちらを選べば良いのかを解説
Q. 設置費用や工事で注意することはありますか?
A. 配管の延長、コンセントの交換(100V→200V)、化粧カバーの追加、高所作業など、住環境によっては追加費用が発生する場合があります。
また、エアコン本体のサイズだけでなく、設置に必要なスペース(上下左右の壁からの距離)も事前に確認しておきましょう。
参考:エアコン購入時の取り付け工事の内容や気になる料金について徹底解説